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2015年10月21日 (水)

高知大 学長選 吉尾候補の主張 (1)

高知大学学長選 吉尾寛候補の主張を「推薦者代表」の許可を受けて以下転載する

今回は前半

吉尾寛候補の考え方と全学への提案

―御質問に答える形で―

 

このたびの学長選考に際して、私たちは、吉尾寛候補を推薦しています。吉尾氏の考え方と今後の大学運営に関する提案は、グループウェア上に公開されている所信および先日の「所信表明の会」の録画を見ていただきたいと思います。先日の所信表明の会での質疑はそこで完結したものですが、寄せられた質問はすべて本学の構成員にとって重要な事柄ばかりでしたので、ここに当日の回答を補足する形で、吉尾候補の考え方と提案内容をあらためてご説明したいと思います。

2015年10月18日 吉尾寛候補推薦者代表 中森健二

 

1 現代の若者、特に高知大学の学生が抱えている問題は何か?

高知大学には限りませんが、学生の抱える問題として最も心配するのは、孤独・孤立です。

 今の学生は、LINEなどのネットワークによって日常的に互いに結びついているわけですが、何らかの原因により、そのネットワークから疎外される状態に落ち込むことがあると言われています。そうした場合、学生は自死することもあります(学生の自死・自殺は、私たち教師にとって、もはやいかなる対話もできない、本当にいいようもない気持ちに追い込まれます)。もちろん、学生がそのような疎外状態に陥らないよう、大学は組織的な取り組みを行わねばなりません。一昨年、私は、学生支援課の職員、保健管理センターの教員の方々と、その方面で先進的な取り組みを進めている某国立大学を訪問し、その報告書を大学執行部に提出しました。大学全体で、何らかの早急な対策が講ぜられることを願ってやみません。

 ただ、ネット環境の中の「疎外」については、自分に関心がない事柄に対してはなかなか動こうとしない、あるいは極端な場合、一旦厭と思ったらすぐ身を退いてしまう傾向にも、一因があるのではないかと思っています。こうしたONE WAYのスタイルから少しでも脱却し、日常的に自己の関心を超えたものにも触手を伸ばす、一見自分と無関係と思われる事柄や人に目を向けていく――こうした営みに、全くの想定外より起こるネット「疎外」状態の中から学生が自力で抜け出す鍵があるのではないかと考えます。そのための教育手法として、アクティブラーニングには意義があると思っています。また、自分の関心の範囲内だけで動いていると、大量な情報の中から自分の欲する事柄を抽出するためのキーワードも設定できなくなるという社会の声もあります。

 

2 本学の財政状態をどうとらえ、それにどう対応すべきと考えているのか

  また改革をどう検証するのか

まず、本学の財政に関しては、極めて危機的状況にあり、これは我々にとって焦眉の課題であるという認識を全学が共有する必要があると思います。詳しくは、「所信表明」の第3頁の後半を見ていただきたいのですが、つけ加えるべきことがあるとすれば、以下の二点です。

 全学財務委員会での執行部からの報告によれば、「6億円」という赤字に

対して、基盤的経費の削減が既に限界まで来ていて、部局長裁量経費等もゼロにせねばならないとされています。もしこのことが真実であれば、本当に本学大学運営の危機であり(私の知る限りでは、同じ規模の他の国立大学法人よりも深刻かもしれません)、教育組織改革の継続などもあり得ないということです。みんなで、多方面から解決策を真剣に考えねばなりません。

 ただ、「6億円」というのは、全学財務委員会に出された資料が示してい

る数字なので、前任校での経験(単なる絶対値の比較でなく、複数の事業所=学校の個々の適正な経営状態に照らして詳細にどうあるべきかを検討してみると――このことは、事業所間の収支(経営)を相互に補完する時に重要です)から言わせてもらえれば、積算の根拠となっているより基礎のデータを具体的に確認する必要があると考えます。

上記②でのべた、基礎データの分析を前提として、財政危機への具体的な対応案については、「所信」にいくつかの提案を挙げてあります。項目だけ挙げれば、学系・部門制の廃止、ポイント制の廃止、戦略的人員の見直し、教員の再雇用制度の再構築、職員の延長雇用と研修制度の充実などです。詳しくは「所信」をご覧ください。

もう一つの質問である、「検証する観点」ですが、個々の部局の実際と部局間の差異を具体的に把握すると同時に、それら内実を異にする単位がどのように全体を構成して、いかなる特色を意識的に打ち出すことができているかを検証する必要があると考えます。この全体を意識的に特色づけることが、学長の力量(自身の実績に基づきリアルな検討原案を作れるかどうか)が最も発揮されるところと思います。 


つづく

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